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農家の【野焼き】近隣住民に理解されるにはどうしたら良い?

農家の【野焼き】近隣住民に理解されるにはどうしたら良い?
ことは
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[chat face=”front_20200801_211436.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]

こんにちは。

今更ブレワイのテーマソングを聞くのにハマっている(めっちゃいい曲!)

ことは@kotohaweb1)です。

いつもことはログをお読みいただきありがとうございます。[/chat]

 

 

農家さんといえばつきもののあの作業

 

野焼

 

そうです。地方によっては常に問題になっていると噂のアレです。

 

野焼きって農家さんならひょっとしたら経験があるかもしれないですが、こんなことが問題としてよく取り上げられます。

 

  • 農家の野焼きが通報される
  • 近隣住民からクレームがくる
  • 他の方法が現状ない

 

う〜ん…心が痛い!!

 

[chat face=”front_20200801_212504.png” name=”ことは” align=”right” border=”none” bg=”green” style=””]そこで、今回は真面目に「農家と野焼き」について考えてみました![/chat]

 

[box02 title=”*この記事でわかること*”][jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]農家の野焼きは禁止行為なのか

[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]今後農家はどうやって野焼きと向き合うべきか考えた[/box02]

 

[jin-fusen1-even text=”この記事を書いている人”]

野焼き自体は条例上禁止ではあるけど、自分の地域では農家によるものは例外事項にあたるため、毎年実施している農家

 

目を背けたいけど、大事な問題なので向き合ってみました。

 

 

農家の野焼きは禁止行為なのか

見出し1の画像

 

そもそも農家にとって野焼きってなんなのでしょうか。

 

[jin-fusen3 text=”野焼きって?”]

農業従事者にとっての野焼きとは、春先に土壌再生や害虫対策のために農地に直接火をつけて草を焼き払う作業。(適宜枯れ草を農地で焼く行為も含む。)

草木の燃えカスなどが土に沈殿することでミネラルに変わり、土壌状態を良好にしてくれるという効果もあり、その先の作付け作業にも影響する。

 

他にも農地の美しい景観を守るためとか、色々な背景があったり…

 

しかし、農地のような広い範囲で行うとやはり火事のようになってしまうため、この「野焼き」はどの都道府県でも問題になっています。

家庭ゴミや事業ゴミを私有地で燃やすただの「野焼き」行為は、条例で禁止となっているところが大半ですが、農作業のための野焼きは禁止となっていないところも多いです。

 

私が住んでいる地域でも農業のための野焼きは、業務上必要な作業であるため例外になっています。そのため、法には触れませんし取り締まりを受けることもありません。

 

また、農業について理解がある住民が多い地域なのかどうかによって判断されることもあるようですね。

 

以上のことから、農家の野焼きが禁止行為であるかどうかは

自治体によって大きく見解がわかれている」のが現状と言えます。

 

 

農家の野焼き作業による問題点

見出し2の画像

 

農家が野焼きを行うと何が問題になるのかを、改めて挙げてみます。

 

[jin-iconbox01]

  • 飛び火による引火
  • 煙で視界が遮られる
  • 周辺が焦げくさい臭いになり体調が悪くなる
  • 洗濯物などにも臭いがつく

[/jin-iconbox01]

 

やはり目を瞑ってはいられない!と感じる問題ばかりです…

 

 

まずはなんといっても火災に繋がることがあり、作業としてはとても危険を伴います。

突然燃え広がることもありますし、人力では消火が追いつかない恐ろしい事態になったり…

 

道路沿いなどだと、煙が流れていって目の前が真っ白になり、ドライバーを危ない状態にさせてしまうこともありますね。

 

また、近隣の方にとっては、やはり臭いが数時間は充満しますので、迷惑になってしまいます。

人によっては喉が痛くなったり、頭痛がしたりと体調を崩される場合も!!

 

せっかく外に干した洗濯物にも臭いがついてしまい、嫌な気分にさせてしまいます。

 

 

これらの問題から、「野焼きをされると困る!」と見かけた方に通報されてしまったり、クレームを言われたりして、複雑な立場に置かれてしまう農家さんも少なくありません。

 

実際に長野県ではこのように消費者ホットラインを通じて行政にクレームをいれる案件もありました。

農家が田畑でわらなどを焼く野焼きの煙で迷惑しています。煙の勢いがあって国道の視界が悪くなって、ひどいときには濃霧か煙幕のようになります。また臭いが洗濯物についたり部屋に入ってきて、ひどいときは頭痛がしました。外は一日中焦げ臭く、安心して空気も吸えません。環境にもよくないのではないでしょうか。

市町村役場や消防署に通報しますが、条例で認められているからと及び腰です。他の市町村でもこういう声はあるのではないでしょうか。農業の一環だからだとか条例で認められているからというのは、単なる言い逃れです。私たちに汚い空気を吸えと言うのでしょうか。

引用:長野県

 

[chat face=”front_20200801_212207.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”green” style=””]グサっ…(心に何かが刺さりました)[/chat]

 

ちなみにですが、うちもたまに通報されます…

近隣の方は皆さん同じ環境なので、容認しあって作業をしていますが、通りすがりの方にとっては驚きのようで、やはり火事だと思われてしまいますね。

 

警察の方も事情を理解しているため、来てもどうこうすることはなくただ最後まで見守って帰るだけです。(むしろ謝られることも。)

 

こんな感じで、この記事で文章を書いているだけでも心がぎゅーっとなってくる難しい問題なんです。

 

 

野焼きを近隣住民に理解してもらうには?

見出し3の画像

 

こんなに大きな問題ばかりがあると、近隣住民の方にはなかなか理解してもらえないですよね。

ご近所も皆さん農業従事者なら良いでしょうが、実際そうである地域って限られていますし。

 

なので、何も考えずにただ作業をしているわけではなく、農家の皆さんも配慮しながら野焼きをしていると思います。

 

近隣に迷惑にならないよう自治体で推奨したり、注意喚起されている内容には以下があります。

 

  • 時間帯を決める
  • 事前に伝える
  • 天候や風向きを選ぶ

 

 

時間帯を決める

 

まずは時間帯をきちんと定めて野焼きをすることです。

 

いつもバラバラの時間帯だと、車や人が多い時間帯に当たってしまうこともありますし、洗濯物問題にも対処できません。

 

決まった時間帯に行えば、ある程度不満を抑制できます。

 

私の家では「夕方」と決まっています。ご近所も皆さん同じです。

洗濯物を取り込んだあとの時間帯で、尚且つ帰宅ラッシュで混雑する前か後と決めて取り組んでいます。

 

あとは火事対策としても日が落ち始めた夕方の方が「燃え残し」がないかを見つけやすいという利点があり、消火活動も入念に行えます

 

 

事前に伝える

 

次に近隣の方へ事前に伝えることです。

 

これはとても重要です。

事前に「何時からここで野焼きします。」と伝えておけば、その時間帯は家の窓を閉めてくれたり、洗濯物を干さないでおいてくれたり、と各自対応をとってくださいます。

 

一言言うか言わないかで、印象は大きく変わりますので、特にご近所に農家さんが少ないのであれば、伝えておいた方が懸命です。

 

 

天候や風向きを選ぶ

 

そして、野焼きをする時の気候と風向きです。

 

乾燥・強風注意報が出ているときは、どんなに快晴でも控えた方が良いです。

(本当に危険!!)

 

また、住宅がある方向へ風が吹く日も、煙が流れていきますので気をつけましょう。

 

また、当然ですが事前の消火準備は万全にしておくのが良いです。

風向きも突然変わることがありますし、なにぶん自然が相手です。

何が起こるかわかりませんよね。

 

私の家でも、燃え移らないよう周辺へ入念に水を撒いてから開始しますし、少しずつ小さな範囲を燃やし、消えたら次の場所へって感じです。

 

作業時間はかかりますが、「安全」には代えられません。

それでもヤバい!と焦ってバケツを持って走りまわるときもありますが…

 

[chat face=”front_20200801_212207.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”green” style=””]心身ともに消耗する作業なので実はとっても苦手です〜[/chat]

 

 

野焼きに替わる作業法には何があるか

見出し4の画像

 

労力をかけて野焼き作業は行われるわけですが、問題にされずに作業をするにはどうしたら良いでしょうか?

 

この項目では、野焼きに替わる作業法を考えてみました。

 

[jin-iconbox02]

  • 肥料として枯れ草を利用
  • 業者回収による処分
  • 除草剤を利用する
  • 枯れ草を必要とする団体に提供[/jin-iconbox02]

 

肥料として枯れ草を利用

 

燃やす予定の草を集めて、肥料に加工する案です。

 

そもそも燃やさないという選択です。

 

集めた草を自家用の畑などに撒いて、有効活用します。

 

[jin-fusen3 text=”デメリット”]

[jin-iconbox14]

  • 加工するのに手間と費用がかかる
  • 農地のミネラルが不足する

[/jin-iconbox14]

 

業者回収による処分

 

廃棄物管理業者等に依頼をして回収してもらう案です。

 

草を集めておいて、運んでもらえば燃やす作業を発生させずに済みます。

 

[jin-fusen3 text=”デメリット”]

[jin-iconbox14]

  • 膨大な費用がかかる
  • 1回で終了せず、何度も依頼しないといけない
  • 農地のミネラルが不足する

[/jin-iconbox14]

 

除草剤を利用する

 

除草剤を使う手もあります。

自治体によってはこれを取り入れて、実際に実施しているところもあるようです。

 

[jin-fusen3 text=”デメリット”]

[jin-iconbox14]

  • 除草剤が大量に必要であり、かかる費用が現実的でない
  • 生えている草の種類によって除草剤を使い分けないといけない
  • 農地の土壌状態に除草剤の成分が影響する

[/jin-iconbox14]

 

 

枯れ草を必要とする団体に提供

 

最後に必要とする団体への寄付です。

 

実は、我が家でも時期や場所によっては時折取り入れています。

牧場を経営されている方に、飼料として提供しています。

 

[jin-fusen3 text=”デメリット”]

[jin-iconbox14]

  • 農薬散布後の草は利用できない
  • 牧草に使える草の種類が限られる
  • 農地のミネラルが不足する

[/jin-iconbox14]

 

 

いろいろ出してみましたが、どれもいざ取り入れようとすると、ハードルの高い方法ばかりでぶっちゃけ現実的ではないです。

だからこそ、なかなか糸口が見つからない難しい問題だとわかりますね。

 

 

最後に:地方移住者が増えれば農家の野焼き問題はより深刻になりそう

 

 

野焼きはその歴史を辿ると、縄文時代からある作業のようです。(諸説あり。)

 

社会や文化が発展し環境も大きく変わりましたが、これを「農家以外の人間が迷惑するから」という理由で現代で止めてしまうのはいささか疑問に感じるところも。

 

土地を管理運用する人がいて、田舎の農地は荒地にならず景観も守られています。

その作業の一つとして野焼きがあると私は考えています。

 

人口が少なく、昔からの文化を守り続けている地域ではこれが大きな問題になることはありません。

しかし、今後地方への移住者が増え、地域もそれなりに発展してくるとやはり問題として深刻になっていくのでは?とひっそり予測中です。

 

お互いが妥協点を見つけて、文化を守りながらも改善していけるように前向きに向き合っていきたいですね。

 

我が家では人や車が多く通りそうなところだけは、除草剤使ったらどうかな?と議論中です。

[chat face=”front_20200801_212207.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”green” style=””]そして、できれば通報されないことを祈るばかり…[/chat]

 

 

この記事では少しヘビーなことを題材にしてしまいましたが、普段はもう少しライトな記事を書いています。

田舎暮らしの日常なんかも記事にしてますので、宜しければお読みください。

田舎暮らしって実際どうなの?Uターンしたアラサーが解説!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

ABOUT ME
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Webライター&ブロガー
田舎で農家見習いをしながらフリーランスWebライターとして活動中! ブログではライターやブロガーに役立つ情報や田舎暮らし、実家暮らしのヒントをお届け♪
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