【諦める力】感想|これからフリーランスで頑張りたい人にオススメ
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こんにちは。
知識欲とタイムマネジメントの間で溺れている
ことは(@kotohaweb1)です。
いつもことはログをお読みいただきありがとうございます。[/chat]
自己啓発書として話題の『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』はご存知ですか?
元陸上競技選手の為末大さんが執筆された書籍です。
- 『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』がどんな本が知りたい
- 自己啓発書としてやたらオススメされている理由を知りたい
- この本を読むと何が変わるのか知りたい
[chat face=”front_20200801_212504.png” name=”ことは” align=”right” border=”none” bg=”green” style=””]こんなことを知りたい方のために、今回は書籍『諦める力』がテーマです![/chat]
[box02 title=”*この記事でわかること*”][jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』の概要と感想がわかる
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]フリーランスで独立したい人が読んだ方が良い理由がわかる[/box02]
[jin-fusen1-even text=”この記事を書いている人”]
人のオススメで読んだ人。
ブログやライターで独立を目指しているが、この本を読んでとても心が軽くなった。
毎月最低1冊ビジネス書を読む週間をつけ始めたので、たまに読書感想文を勝手にお届けします。
超主観の記事となっておりますよ〜
諦める力ってどんな本?
『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』について
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- 著者為末大さん
- 概要
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にわけてご紹介します。
『諦める力』著者:為末大さんとは
[box05 title=”基本情報”]
1978年5月3日生まれ。
元男子陸上競技選手。現在は、コメンテーター・タレント・指導者として活躍。
また、「株式会社R.project」取締役。「株式会社侍 」代表取締役。
引用:Wikipedia
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2000年、2004年、2008年に3大会連続でオリンピックに出場した素晴らしい陸上選手です。
2012年に引退してからは、スポーツに限らず社会や教育についても幅広く活動をしていらっしゃいます。
これまでの著書は、『走る哲学』『走りながら考える』『限界の正体』など多数。
取締役を務める株式会社R.projectでは、使われていない宿泊・運動施設や廃校になった学校などを利用して、スポーツ合宿者向けの宿泊施設の展開もされています。他にも、スポーツに関わる人や引退した方のセカンドキャリア形成について支援されているようです。
そんな為末さんが執筆し、2013年に発刊されたのが『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』です。
『諦める力』の概要
『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない 』を簡潔にまとめるとこんな本だと思います。
[jin-fusen3 text=”諦める力ってこんな本”]
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- 諦めるのは悪いことではない
- 「諦める」は「明らめる」
- 継続・努力すれば夢は必ず叶うと信じるのは日本人の美学である
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諦めることについて、そもそも「諦め=手段を諦める」と私たちは認識してしまいがちですが、そうではないと最初に明言されていました。
大切なのは「目的」であって、手段を変えても諦めにはなりません。
そして、目的についてですが、これを探し出すことこそ「明らめる」ということです。
「どんな場所だったら自分は目的を達成できるだろうか」と考えることが必要であると為末さんは説いています。
考えることを辞めてしまったら、それこそ「諦め」です。
例えば、目的が「年収1,000万円稼ぐ」だとしたら、手段は何度変わっても「諦め」にはなりません。
つまり転職しようが独立しようが、目的は揺らぎません。
達成できるまで、試行錯誤していくだけです。
10年勤めた会社を突然辞めてYouTuberになっても、それが目的達成につながると考えるのであれば、会社を辞めるというのは手段を変更したにすぎないのです。
しかしながら、私たち日本人は「ずっと続けてきたことをやめる」ことにとても抵抗があります。
どんなに才能がなかったとしても、続けていればプラスに転じると信じて継続することに意義を感じますよね。
これを映画の例で書籍内では紹介されていました。
1,800円を払って映画のチケットを買ったはいいけど、実際に観ていたら序盤で全然面白くないことに気付いた。
でも、せっかくお金を払ったのだから最後まで観ないと損だ。
こう思ってしまう思考です。
投資に見合う結果を無意識に求めてしまうのでしょうね。
この思考は次第に
自分の願望(ここまでやったんだからもったいない)
[jin_icon_arrowbottom color=”#e9546b” size=”17px”]
希望(続けていればきっと叶う)
こんな風に願望と希望を同等に錯覚してしまい、現実的に見たら希望は1%であったとしても、やめるタイミングがわからなくなってしまいます。
そして、これは自分自身に限らず、他人からの気持ちに対しても同様です。
このまま続けても希望は叶わないとなんとなくわかっているけど、周囲から期待されている&応援してくれているから期待に応えたい!
こんな風に思って、ズルズルと続けてしまうのです。
為末さん自身の選手人生引退までのエピソードとともに、この思考については詳しく解説されています。
そして、そこから抜け出す方法として「諦める力」が必要であると書かれていました。
『諦める力』がフリーランスにオススメな理由
フリーランスが読むべき本としてよく取り上げられる『諦める力』ですが、なぜフリーランスにオススメなのでしょうか。
私自身フリーランスとして自立を目指している立場ですが、実際に読んでみて「なるほど!」と感じた部分がありましたので、以下にまとめてみました。
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- 今やっていることがいつまで続けるべきか見えてくる
- しんどいと思ったらやめても良いと思える
- 周囲の意見が気にならない
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今やっていることがいつまで続けるべきか見えてくる
今行っていることが本当に自分に向いているかどうかは、全力でやってみないとわからないです。
全力でやってみれば限界が見えてきますよね。
しかし限界にすら気付けずに、続けることに固執してしまうクセがついてしまっている人はダメだと気付かされました。
この本を読みながら、「今やっている仕事や生活スタイルはどうなのか?」「このまま続けていいのか?」と自問自答する時間を設けることができます。
フリーランスと言ってもその方法は今行っている一つではないです。限界を感じた時に次の行動を取るためのマインドが身につくと思います。
しんどいと思ったらやめても良いと思える
今置かれている状況が全てではないと感じさせてくれました。
「しんどいな〜」と思ったら今の道はやめて、別の道に移ればいいだけ。
フリーランスは孤独です。たぶん。
でも辛くなった時に「諦める=選び直す」をすれば良いだけなんだと思えば、そこまで気負わずに仕事を楽しめるのかな、と。
『諦める力』は思い悩んだ時に、やめてもいいと思えるきっかけになるかもしれないです。
周囲の意見が気にならない
そして、周囲の意見についてです。
何をするにしても、周囲から意見を言われることがあると思います。
これに左右されて正しい判断ができなくなることも。
書籍内にもありましたが、「あなたのためを思って」
こんな風に言われることが多々あるかもしれないです。
この心情の裏には、本当に心配してくれている場合と、発言者自身の気分を晴らしているだけの場合があるそうです。
なので、意見は聞いた上で聞き流すことが必要。
また、他者に対する期待値を低くすることの重要性についても説いています。
フリーランスとして独立すると不安で人の意見が気になってしまいそうですが、これに流されない方法を提示してくれているんです。
感想:『諦める力』を読んで変わったこと
最後に、私が諦める力を読んで自分自身にどんな影響があったのかをお伝えします。
[chat face=”front_20200801_211436.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”green” style=””]ただの自分語りです。さらっと流してください〜[/chat]
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- 納得するまでやってもダメだったら、別にダメでも良いと思えた
- 失敗するのが怖くなくなった
- 人生を人任せにしなくなった。失敗を他人のせいにしない
[/jin-iconbox07]
納得するまでやってもダメだったら、別にダメでも良いと思えた
私は現在ライター(おまけでブロガー)として生計を立てていこうと見習い状態をしていますが、必ずしもこれがうまくいく保証はないと教えてもらえました。
この本を読む前には、それこそ「継続すれば必ず花開く」と信じていましたが、「全力でやってみてダメだったらそれはやっぱりダメなんだろうな」と限界の境界線を決断する必要性を今は感じます。
そして、別にダメでもそれは悪いことではなく、ただ自分に向かなかっただけと思えばそれまでです。
失敗するのが怖くなくなった
前項に重複する点もありますが、「失敗しても現状私は何かを失うわけではない」とあらためて気付けました。
[chat face=”front_20200801_211521.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”green” style=””]そもそもほぼニートなので、もうすでに失ってた(笑)[/chat]
なので、たとえライター独立に失敗したとしても人生が終わるわけではないし、ただの農女ニートに戻るだけです。
そしたら、ライターではない何かをまた1から目指せばいいだけ、と背中を押してもらえました。
人生を人任せにしなくなった。失敗を他人のせいにしない。
私は今まで仕事が自分の人生をつくっていると思っていました。
上手くいかないのは、こんなにたくさん仕事を押し付けてくる周囲の人間や時間が足りない環境のせい。
しかし、人生はやっぱり自分のものであるし、選んでるのもいつだって自分です。
やらなくてもいいことならやらないし、付き合わなくてもいい人なら付き合わないと取捨選択することの自由は常に寄り添っていると思えば、人生は人任せではなくなります。
失敗しても他人のせいにしなくなります。
書籍内で、他者に対する期待値について高く意識しないことを教えてもらい、「面倒だな」と思うことも軽く受け止められるようになったような気がします。
最後に:フリーランスのメンタル維持に『諦める力』は最適
ざっくり為末大さんの『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』について感想を書いてきました。
(レビュー記事って何回書いても難しい…)
フリーランスになると、仕事を指示してくれる上司もいませんし、困ったときに欲しい言葉をくれるメンターもいません。
そんなときに支えになるのが読書だと私は思っています。
この『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』はそんなフリーランスの皆さまに、ときに厳しくも背中を押してくれる書籍だと感じました。
為末さんのような素晴らしい陸上選手でも、たくさん葛藤されていたと思うと気軽にオリンピック選手に「金メダルとって欲しい」なんて今後思えないな、と気持ちが引き締まりました。
今回紹介した内容は書籍の内容を網羅しているわけではありませんので、ぜひこの本を読者様も読んでご自身の人生と照らし合わせてみてください。
[box06 title=”購入はこちらから”]
私はKindleで読んでます〜!!
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最後までお読みいただきありがとうございました。