雪国のあるあるってなんだろう?新潟県民が振り返ってみた!
寒い地域への移住を考えている方にとって不安なのが「冬」。
事前に雪国のことを知っておきたいと感じませんか?
本記事では、生まれも育ちも新潟県の管理人が雪国あるあるを紹介しています。
雪国在住の人にとっても、「それ、あるある〜」となるかはさておき、幼少期の頃から振り返って雪国で起こりがちなことを書いてみました。
まったくあるあるじゃなかったら笑い飛ばしてください。
楽しんでいただけたら幸いです!
- 雪国出身でUターンした雪国の田舎在住者
- 在宅ワークで自宅開業に成功!
- 実家で家業の農業もしながら両親と同居中
田舎暮らしや自宅開業、両親との同居生活などについて日々発信中!
雪国あるある【新潟県民の場合】
早速ですが、雪国のあるあるを以下の場面別に紹介していきます〜!
- 学生編
- 車の運転編
- 家庭の日常編
- ややマニアック編
学生編
まずは学生時代から振り返ってみます。
- ツルツルの通学路を走れる人は最強
- クラスに一人は半袖短パンで極限まで乗りきろうとする人がいる
- 授業でスキー教室
- ストーブの上でたらいに入れたお湯を温める&日直がお湯を補給する
- かっこいいツララは何故か家まで持って帰る
- 通学バスがなかなか来ないから毎朝遅刻する
- 猛吹雪でも学校休めない
- 寒いのに女子のスカート短すぎ
- 授業中はブランケット必須
- 外部活の人はひたすら筋トレ
私はよく通学路で尻もちをつくどんくさい子どもでしたので、ツルツルに凍った道をスタスタ歩ける同級生は本当に最強だと思ってました!
もう羨望の眼差しです。というかそれでマウント取ってる子とかいました(笑)
ものすごい坂なのに、颯爽と歩いたり走ったりできる人は、もう男女問わずかっこいい〜!
そして、これは小学生に多いと思いますが、下校中に長くて大きなツララを見つけたら、ぜったい家まで持って帰ります。男子なら途中でチャンバラがはじまりますね。
ちなみに、先に折れたほうが負けです。
また、クラスに一人は大雪なのになぜか半袖短パンで登校してきます。鍛錬してるんでしょうか?
一方で高校時代はけっこう辛い思い出が……。
新潟県って女子高生のスカートが日本一短いって話題になっていた時代がかつてありました。
現在はおそらく普通の丈かと思いますが、私の時代はなぜか校則より短く履くのがステータスだったんです。
スカートを折って短く履くための専用ベルトも当時はいくつか持っていました。
そして、これが冬になってもそのままなんです。
私の通ってた高校は、先生の預かり知らないところで学年ごとに暗黙の上下関係ルールがあり、寒くても1年はミニスカート+素足で頑張るっていうのがありました。
【冬の女子高生スカートルール(我が母校だけかも)】
- 1年:素足
- 2年:タイツ履いてOK
(校則的にもOK) - 3年:スカート下にタイツ&ジャージ履いてOK
(ただし校則違反のため先生に怒られる頻度高め)
「スカート短くしなきゃいいじゃん!」と言えばそれまでですが、それだとかっこ悪い!と年頃ならではのプライドが当時はありました(笑)
あと、私は弱小テニス部だったのですが、野外で普段練習する部活って雪が積もると筋トレするしかないんですよね〜。
弱小だったので、体育館ヒエラルキーでも最下層で、なかなか貸してもらえず……。
高校時代の冬はちょっと切ないことが多かったな……。
車の運転編
続いて運転編。運転嫌いなので恐怖しかない。
- スノータイヤは極限まで替えない
- 定期的に車の雪を落としに行かないといけない
- 運転できる状態になるまで30分以上はかかる
- 道路のわだちが怖すぎる!
- ハイビームでも吹雪で前が見えない
- 除雪グッズは社内に複数常備
- 駐車場の線がわからずテキトーに止めがち
私は雪予報が出る前に速攻でスノータイヤに替えるんですけど、雪降り始めてもタイヤ交換しない人がいるんです。
「まだいけるだろう」みたいな感じでギリギリまで替えない人が意外に多い気がします。
あとは、大雪の日は気がつくと車が雪だるま状態になるので、数時間に1度は車に積もった雪を落としに行かなくてはなりません。
また、朝と夜の運転は乗るまでに時間がかかります。
まず車の出入り口を確保するために雪かき、そして凍った窓を溶かすためにしばらく待たないといけません。
急いでるときは、お湯をフロントガラスにかけて時短してました。(車にはよくないらしいです)。
そのため、「いざ出発!」の時点で、けっこう息切れてます……。
車道もいろいろな車が通ったあとの跡がありますので、ハマらずにズレるとめっちゃこわい!
そして駐車場も除雪してなかったり、すぐ積もったりする状態だと、もう白線が見えなくて、みんな、なんとな〜くで停めます。
そして溶けたら、めっちゃ変な場所に停めてた!と若干恥ずかしくなることも……。
車の運転はとにかく除雪から始まるため、車内には多くの除雪グッズを完備しています。
これやる人はあまりいないかもしれませんが、私は冬場だけ車のトランクに夏タイヤを積んで、滑らないよう重し代わりにしています。
家庭の日常編
そして、家庭の日常編。だんだんネガティブになってきたような。
- 起きたら雪かき、職場でも雪かき、帰宅しても雪かき
- 除雪車がくるの遅い場所があると泣く
- 服を布団で温めておく
- 屋根の下はとにかく危険
- 夜空がとんでもなく綺麗
なんといっても、冬は雪かき三昧です。
起きて家から出るために雪かき、職場に着いたら職場の雪かき、そして帰宅時にも家に入るための雪かきをします。
さっき綺麗にしたばかりなのに、もう積もってる……と外を見て絶望することもしばしば。
子供の頃は雪が多いと楽しめましたが、大人になると「雪かき」が脳裏に浮かんで全然嬉しくありません。
そして、私服を着るときには、前日の晩に翌日着る服を布団の中に入れて温めたりしていました。(これは私だけかも??)
キンキンに冷えた服に袖を通すのは勇気が必要なので、事前にあたためておけば安心です。
また、毎年落雪の事故もニュースで毎年話題に挙げられますが、本当に屋根の下は危険です。
屋根の下を歩くと、普通に親に怒られます……。
こんな感じで、ここまでよくないあるあるばかりでしたので、最後に良いものも入れておきました。
冬の夜空って本当にきれいなんです!!
空気も澄んでいて、星もはっきり見えます。
写真技術がなくて、写真はありません。すみません!
でも、田舎×雪国の夜空はとにかく最高!
私は毎年家の前でぼーっと眺めています。
ややマニアック編
最後にちょっとマニアックなあるあるを紹介します。
共感してくれる方がいたら嬉しいです!
- 転ぶのがこわいから傘を杖がわりにする
- 歩道の雪かきをしてくれる人は神
- 正月は猟友会の人が来るので家から出てはいけない
- 冷え性だと自力で服のボタンを留められない
雪国の人って、雪だと傘をなぜかささないっていう人多い気がします。
私は転ぶのがこわいので、傘をさす目的でなく、杖として傘をいつも持ち歩いています。
また、歩くことが多い人なら伝わると思いますが、歩道の除雪をしてくれてるかどうかって重要ではありませんか?
歩行者のために、綺麗に除雪してくださる方には頭が上がりません。
特に、幼少期は通学路の安全が確保できているかどうかは死活問題です。
除雪されていないと、学校にたどり着くまでにダンジョンに挑むみたいな感じになります。
この経験から、職場周辺に通学路があったときは、ちょっと早く出勤して、近くの歩道の雪かきをしたこともありました。
また、完全に限られた超絶田舎地域でしかないと思いますが、お正月だけ猟友会の方が家屋周辺の野生動物を捕りにくることがありました。
(雪についた足跡で動物を探すらしい。)
今はもう高齢化でやる人がいなくなりましたが、子供の頃は撃たれるから家から出るな、とよく言われたものです。
あと、冷え性だと雪国生活はしんどい!
手が震えて、服のボタンの留めはずしができない!
コートとかのボタンを別の人に「留めて〜、はずして〜」って大人になってもお願いしてました(笑)
雪国で良かったと思うとき
雪国のあるあるを紹介してきましたが、嫌なことばかりではありません。
それなりに良かったと思うときもあります。以下のことを、自分に思い込ませています。
日常の文明の力に感謝する心が芽生える
春になるとそれまで雪のせいでうまくいかなかったことがすべて通常通りになるんです。
安全に道を歩けるって、運転できるってありがたいな、と真っ先に「雪のない道路」へ感謝の気持ちが湧いてきます(笑)。
また、冬の間も、屋内に入ればエアコンやこたつ、ストーブと暖房器具があって、暖かさに感謝することも。
当たり前のようにある家電にも、いつも以上にありがたみを感じるんです。
雪国で外が過酷な状態でないと、なかなかここまでは感じられませんよね。
家族の時間が増える
冬場は外出する頻度が減りますので、家で過ごす時間が増えます。
そうすると、家族とコミュニケーションを取る時間も必然的に増えますよね。
家族団らんの時間を他の季節よりも多く取れるぶん、心なしか会話も弾むような?
運動不足解消
雪が降れば1日数回の雪かきが必ずありますので、寒くても汗をかけるんです!
運動不足解消に、雪かきは良いですね〜
しんどいけど!!!!
雪国あるあるを乗り切るグッズ
最後に、これを置いとくと便利!というものを紹介します。
場所別に長靴
長靴は超必需品ですが、どこに行くにもあった方が便利なので、車に1足・職場に1足を常備していました。
朝は積もってなかったからいいや、と靴を履き替えてしまうと帰るのが大変です。
そのため、基本的に置いといても大丈夫そうなところだったら、置きっぱなしで保管しておきます。
私が勤めていた職場では皆さんそうしていたので、冬場はロッカールームが長靴だらけに。
どの長靴が良いかはこちらの記事で紹介していますので、よろしければ。
塩カル
次に融雪剤です。
塩カル=塩化カルシウムのことで、発熱するので融雪にぴったりとホームセンターなどでたくさん売られています。
特に滑りやすいところに撒いておくと、勝手に雪が溶けていくので、便利です!
坂道の道路などには塩カルの箱が置いてあったりもしますよ〜
撒く場所を選ばないと腐食してしまったり、素手で触ると炎症が起こるなど、扱いには注意が必要なのがデメリットです。
スノースコップとブラシは数種類
スノーブラシやスノースコップもぜったいに必要ですが、何種類かを車に置いておくと便利です。
窓用のスポンジがついているもの、ガリガリと削ることができるもの、と様々あります。
私は長さが調節できるものを置いていました!
持ち運べる軽量電気ストーブ
あとはコンセントタイプの電気ストーブです。
軽いので、どこにでも持っていけます。
狭い範囲しか暖まりませんが、外から入ってきて、部分的に体を暖めたいときに重宝します。
エンジンスターター
最後にエンジンスターターです。
雪国にお住まいの方の多くは利用されているのではないでしょうか。
冬場は人がいないのに、エンジンがついている車を多数見かけますね。
職場などでも、帰る時間を逆算して皆さん15〜30分くらい前からエンジンかけていましたよ。
最後に:雪国のあるあるを知って対策しよう
雪国のあるあるを紹介してきました。
ややネガティブなものも多かったですが、学生時代などは学生にしか体験できないあるあるがたくさんあるので、割と貴重な体験したな〜と思っています。
雪国に住む方には当たり前のことでも、知らない方にとっては、まったく受け入れがたいこともあるかもしれません。
少々マニアックなことまで載せましたが、知っておけば冬場の過ごし方もちょっと快適になりそうです。
今後雪国で生活する予定がある方に、ぜひ活用していただければ嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!