農業は女性には大変?1人で新規就農は可能なのか解説します
[chat face=”front_20200801_211436.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”red” style=””]
こんにちは。アラサー農女ことは(@kotohaweb1)です。
いつもことはログをお読みいただきありがとうございます。[/chat]
農業といえば男の人が頑張る力仕事っていうイメージありますよね?
農林水産省発表のデータだと、女性の1人農家さんは全体の1割未満とまだまだ少ない環境です。
女性1人で就農してみたいと思っても、事例が少ないため情報も少ないですし、良い面ばかりが注目されていて実情がわからないという方もいらっしゃると思います。
[chat face=”front_20200801_212504.png” name=”ことは” align=”right” border=”none” bg=”yellow” style=””]そこで、この記事ではこんなことをテーマにしてみました〜[/chat]
[box02 title=”*この記事でわかること*”][jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]農業を女性1人でするのは可能なのか?
[jin_icon_caution color=”#e9546b” size=”18px”]問題点の解説もあり[/box02]
[jin-fusen1-even text=”この記事を書いている人”]
1人就農ではないけど、農家の娘として奮闘中の農家見習い
ちょっとネガティブなことも書いていますが、これが現実と思ってぜひお役立てください。
農業は女性1人では大変なのか
「農業は女性1人には大変なのか」についてですが
[jin-fusen3 text=”結論”][jin-iconbox02]女性でなくてもめちゃくちゃ「大変」です![/jin-iconbox02]
女性に限らず、1人就農は作業における労働力/労働時間だけの問題でなく、他にも初期投資がかかりすぎることや、自治体や周辺住民からの信頼や協力を得られないと仕事を続けることが困難といった問題があります。
これに加えて女性1人農業が大変である問題には、こんなことがあります。
[box01 title=”問題点”]
- 農地の確保にたどり着けない
- 機械作業が物理的に厳しい
- よく思わない人からつらく当たられる
[/box01]
各項目については、次項で解説していきます。
1人就農する女性がなぜこんなに少ないのか理由がわかると思います。
女性1人農業の問題:農地の確保
最初に挙げる問題はこちらです。
[jin-iconbox07]農地の確保にたどり着けない[/jin-iconbox07]
農地の確保は、1人就農において入り口であり、最も重要な項目です。
そもそも農地の確保にはいくつか方法があります。
- 後継者がいない高齢農家から直接土地を引き継ぐ
- 役所や仲介業者に相談して農地を紹介してもらう
元々農業に対して、それなりに知識や経験がある方なら、スムーズに借入や購入までもっていけるかもしれません。
しかし、ゼロから知らない土地で農業を始めるとなると、農地確保はかなりハードルが高いです。
どちらの方法も、おそらく門前払いされます。
きちんと長期で収益が見込めるビジネスプランを事前に組めていないと、話を聞いてもらうことすらも叶わない可能性が…
それに加えて、女性の場合は間違いなく家事・子育てとの両立を問題にされます。
未婚の方でも、将来このような状況になったら継続は可能なのかを一番に問われます。
[chat face=”front_20200801_212207.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]実際に現在農業をしている私でも、ゼロから農地を借りるのは至難の技…[/chat]
そのため、農地確保には、事前の計画作成や情報収集、自治体や周辺農家とのコミュニケーションがとにかく大切です。
女性1人農業の問題:機械作業
そして、次に
[jin-iconbox07]機械作業が物理的に厳しい[/jin-iconbox07]
です。
農業をするにあたって、全てを手作業でこなすのは不可能ですし、非効率です。
どこかで必ず機械化しないといけない作業が発生します。
この農機が、女性には扱いづらいことも多く、うまくいかないと大怪我をする危険を伴うことも…
機械を移動するだけでも、1人では重くて動かせなくなる環境も多々ありますし、複数人じゃないとそもそも使えないものもあります。
そうなると、やはり機械作業は厳しいです。
ご近所の農家さんと協力して、作業を手伝いあったり、一時的に人を雇ったりできたらベストですが、それが難しいと感じる環境もありますよね。
そのため、現実には使用する機械をふまえて、作れる作物が限定されてしまうのが、女性1人就農の問題です。
[chat face=”front_20200801_211811.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]大型の農機をなるべく使わないように、小さく畑を借りて野菜や果実を栽培する方が多いような…[/chat]
女性1人農業の問題:よく思わない人からつらく当たられる
最後に
[jin-iconbox07]よく思わない人からつらく当たられる[/jin-iconbox07]
です。
農地確保や、必要な道具の用意もなんとかできて、いざ農業開始!
万々歳と思いきや、今度は精神的にしんどいと感じてしまう場面がでてくると思います。
たとえば、定期的に農業研修や他の農家との旅行などへの参加が必須となっている自治体があるのですが、こういった場所はほとんどが男性です。
田舎であればあるほど、女性農家がこういった企画に参加している状況は見かけません。
下手したら、多くの男性に混ざって女性1人ぼっちなんてことも珍しくありません。
すると、良い意味でも悪い意味でもやはり目立ってしまいます。
応援してくださる農家さんがもちろん多いと思いますが、中には嫌味を言ってきたり、不必要に体を触ってくる人もいると聞きます。
高齢地域だと、「女は家事が仕事」という古い考え方をもった方もまだ多い印象があります。
(私が住んでいる地域も、残念ながらこの考え方をしている方がまだいるような…)
そうすると、女性が1人で農業をしていることに違和感を感じて、受け入れられず高圧的な態度をとってきます。
こういったやっかみを気にせずに取り組める心がないと、せっかく環境が整っても、精神が疲れてしまいギブアップしてしまうかもです…
私もたまに大きな機械に乗って作業したりしますが、周囲には同じようなことをしている同年代の女性が1人もいないので、私が作業していると通りすがりの方が止まって見てくるときがあります。
[chat face=”front_20200801_211811.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]そのうえ、ひそひそ話されてる時も…[/chat]
良く言われているか悪く言われているかは正直わかりませんが、自分は悪いことをしている訳ではないので、別に気にしていません。
口が悪くて申し訳ないですが、「言いたいやつには言わせておけば良い」精神が大切です。
最後に:それでも1人就農は可能
「農業は女性には大変なのか」をお伝えしてきました。
[box04 title=”この記事のおさらい”]
農業を女性1人でするのはめっちゃ大変
[jin_icon_arrowbottom color=”#e9546b” size=”17px”]
[jin_icon_caution color=”#e9546b” size=”18px”]主な問題点
- 家事/育児問題をあげられて農地の確保が難しくなる
- 男性の手を借りたり、複数人いないとできない機械作業がある
- 女性が1人で就農することを良く思わない人に悪く言われる
[/box04]
辛辣なことも書いてしまったので、なんだか女性1人の就農はダメだよ、と恐怖心を植えつけてしまったのではないかと不安です。
しかし、それでも女性1人での就農にチャレンジする方は毎年一定数います!
いきなり知識&経験ゼロから始めることは難しくても、今は各自治体がスムーズに就農できるようにいろいろな支援制度を用意してくれています。
ご自分にあった地域を見極めて、制度を活用すればちゃんとステップを踏んで始めることが可能です!
私個人の意見としては、まずは法人農家に就職して経験を積み、人脈や信頼を築けば、独立しやすいのかな〜と感じます。
ぜひ、女性1人でも逆境に負けずにチャレンジして欲しいです!
私もお仲間が欲しいので、たくさんの女性が地方に移住して農業を始めてくれたら嬉しいな、と強く思います。
また、女性が田舎にUターンした実情についてはこちらに記事があります。
興味がありましたら、覗いてくださると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!