田舎で借家生活はアリ?貸す側の経験から向いている人を解説
[chat face=”front_20200801_211436.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]
こんにちは。
田舎で人に家を貸した経験がある
ことは(@kotohaweb1)です。[/chat]
田舎暮らしを始める際の暮らしかたについて、今は多くの方法がありますよね。
- 戸建ての購入
- 古民家リフォーム
- 地域おこし協力隊で指定の場所に居住
- アパート/借家 など
なかでも、田舎でより濃密に地域に溶け込む暮らしがしたい、という方なら「借家」を考えたこともあるのではないでしょうか。
田舎の借家契約は、個人間契約であることも多く、管理会社を挟まない場合もあります。
そのため、実情がわからない、という方もいらっしゃるでしょう。
そこで、この記事ではこちらを取り上げます。
[box02 title=”*この記事でわかること*”][jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]田舎で借家生活はどんな人が向いているのかを解説[/box02]
[chat face=”front_20200801_212504.png” name=”ことは” align=”right” border=”none” bg=”yellow” style=””]以下が当てはまる方に役立ちそうです![/chat]
- 田舎で借家生活をするのに興味がある
- 実際に借家生活ってどんなひとが利用してる?
- 借家の探しかたを知りたい
田舎で外部の人に使っていない空き家を貸していた経験がある田舎在住者
私の祖父が空き家を貸し出すことを始め、それを親が引き継いでいました。
残念ながら、空き家は老朽化と土地開発の関係で取り壊してしまいましたので現在はありません。
それでも、家族以外のひとが家の敷地内に暮らしているという不思議な感覚が、記憶にはずっと残っています。
どんな人に貸していたか、また、どんな人に貸したくないかを家を貸す側の視点でお伝えしますね。
この経験談が、借家で田舎暮らしをしてみたい方にお役に立てば幸いです。
田舎で借家生活する人はどんな感じ?
借家として、使っていない空き家を利用してもよいと感じ、ご縁があって住まわれていた方々は以下のような状況でした。
- 単身で住まいを探している人
- アパートを借りるor戸建てを購入するには予算をオーバーしてる人
- 長期ではなく、一時的な住まいを探している人
生活費を切り詰めていて、どうしてもこの家がいい、という方が住まわれていた印象でした。
数年程度で次の場所へ引っ越される方が多かったです。
わが家では、管理会社を挟まず、完全に個人契約で家を貸していました。
[chat face=”front_20200801_212504.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]祖父が管理していたのですが、賃貸契約書を作っていないケースもあったのではないかと推測しています。[/chat]
[jin_icon_coincover size=”16px” color=”#191970″]家賃
3万円/月(駐車スペース1台分あり)
[jin_icon_bulb size=”16px” color=”#191970″]光熱費
一部をこちらで負担する場合もあり(相手の経済状況によっては支援)
※家屋は取り壊しました。現在は、貸しておりません。
田舎で一軒家を借りる相場としては、妥当な金額だったと思います。
時折、家賃を滞納される方もいたようですが、遅延金などは請求していなかったです。
[chat face=”front_20200801_211436.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]家賃収入を目的にするというより、使っていない空き家を有効活用してもらうことを目的にしていました。[/chat]
田舎で借家生活が向いている人
田舎で借家生活をしている人には、ある程度向き不向きがあると感じています。
実際に、私の家でも「住みたい」とお願いしてきたすべての人を住まわせていたわけではありません。
[chat face=”front_20200801_212207.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]何度かお断りしたケースも、もちろんあります。[/chat]
ここでは、どんな人に借家生活が向いているのかを経験をふまえてお話ししていきます。
[jin-fusen3 text=”田舎で借家生活が向いている人”]
[jin-iconbox03]
- ご近所とも円滑にやりとりをしてくれる人
- ゴミの管理や家屋周辺の整備が可能な人
- 素直で前向きな人[/jin-iconbox03]
ご近所とも円滑にやりとりをしてくれる人
たとえ長期間でなくても、新しくコミュニティの仲間になりますので、ご近所とのやりとりも発生します。
- 回覧板を渡しに行く
- 地域行事に参加する など
ちょっとしたやりとりは毎日のようにありますので、対応が難しそうな方は生活に支障が出ると感じてお断りすることもありました。
たとえば、家のオーナーとも目を合わせない。会話をしない。ずっと居留守を使う。
これでは困ってしまいますよね。
第一印象で「ちょっと不安だな〜」という部分が見えた方は、残念ながらご近所とトラブルになりそう、という理由で受け入れられませんでした。
ゴミの管理や家屋周辺の整備が可能な人
せっかく家を貸すのだから、なるべくキレイにつかってほしいと、どのオーナーも感じるはず。
数カ月もゴミを出さずに、借家をゴミ屋敷にしてしまう方はNGです。
そのため、地域で決められたゴミ出しルールに従い、きちんとゴミを出しに行ける方は信頼できます。
また、家屋周辺の草むしりなども率先してやらないような方では、貸す側からしても不安になってしまいます。
- 雑草が伸びてきたらカマや草刈り機でカットする
- 道具がないなら、貸してもらいに来る
私有地ではないとは言え、そこに住んでいる期間中は最低限の整備をしてくれる方が望ましいですね。
本人がどんなに気にならなくても、周囲に悪臭被害や虫の大量発生・害獣がフンをためる、などの影響が必ず出ますので、気をつけてくださる方でないと厳しいでしょう。
素直で前向きな人
あとは、やはり日頃のコミュニケーションで「素直で前向きな人」という印象だと、応援したくなります。
家賃交渉なども、素直で前向きな人のほうがうまくいきやすいです。
田舎に限って言えば、空き家のオーナーはご年配の方が多いですから「素直でいい人だな〜」という感じが伝われば、受け入れる場合もあるのではないでしょうか。
実際に、私の祖父も家賃を何度も滞納した方に対して、追い出したりせずにいつも寛大な対応を取っておりました。
住まわれている方の性格や態度を気に入っているから、配慮してあげていたのだと思います。
また、居住中の困りごとなどにも対応してあげやすくなります。
- 備え付けの家具が壊れた
- 水道が凍結して水が出ない など
[chat face=”front_20200801_211436.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]こまかい契約状況は今となっては不明ですが、非常時などの支援もすぐに駆けつけて対応していた気がします。[/chat]
田舎で借家を探す方法
では、最後に田舎で借家生活を始めたいと感じたらどうしたらよいのか、をご紹介いたします。
田舎で借家を探す方法は3種類あります。
[jin-iconbox07]
- 自治体を利用する
- 不動産会社のネットサービスを利用する
- ひとづてで情報を得る
[/jin-iconbox07]
[jin_icon_number1circle size=”20px” color=”#ffd700″]自治体を利用する
一番確実なのは、自治体を利用する方法です。
自治体では、空き家があって困っているという地元の人から情報を集めて、ホームページに掲載しています。
不動産会社には登録していなくても、自治体ホームページには登録されている、という借家もあります。
生活したいと考えている地域のホームページは必ず確認しておきましょう。
[chat face=”front_20200801_211436.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]地域振興課などの窓口へ直接うかがい、相談してみても良いですね。[/chat]
[jin_icon_number2circle size=”20px” color=”#ffd700″]不動産会社のネットサービスを利用する
自治体を通すと仲介の不動産会社を指定されてしまい、手数料が不安。
そういう方もいらっしゃると思います。
ネットを活用して、ご自身である程度借家を探せるなら、不動産会社のネットサービスを利用してみるのもいいですね。
仲介手数料の比較も可能ですし、不動産のプロ目線で物件情報を記載しています。
自治体より写真も豊富でわかりやすい場合もあります。
[jin_icon_number3circle size=”20px” color=”#ffd700″]ひとづてで情報を得る
最後にひとづて。いわゆるコネクションを活用する方法ですね。
これは、私の家でもやっていた方法です。
どこにも空き家情報を掲載していないのに、情報を聞きつけて訪問してくる人ばかりでした。
[chat face=”front_20200801_211521.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]つまり、募集をかけなくても「自然に住みたい人が現れる」状態![/chat]
田舎といえば情報伝達の速度が尋常ではありません。
良い情報も悪い情報もあっという間に広がっていきます。
そういえばあの家、今誰も住んでいないみたいよ。
2カ月前に引っ越していったよ。
[chat face=”front_20200801_211811.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]オーナーが誰にも話さなくても、周囲の人々が勝手に情報を流していきます(汗)[/chat]
ちょうど借家を探しているという人の耳に、そんな情報が入れば、願ったりかなったりですよね。
地方移住をしたての人では、情報を得るのはちょっぴり難しいかもしれません。
しかし、すでにどこかで仮住まいしていて借家を探している状態なら、案外情報は出回っているかも?
田舎の借家生活はそんなに怖くない
田舎の借家生活について、空き家を貸した経験がある管理人が解説してきました。
田舎のコミュニティってやっぱり怖い。
借家生活は難しそうだな。
もし、そんな風に感じていらっしゃったとしても、どうぞご安心ください。
田舎の借家生活は読者さまが思っているほど怖いものではありません。
困ったときは、借家のオーナーが助けてくれます。相談にのってくれます。
大切なマイホームを貸し出すのですから、オーナーも読者さまをきっと信頼してくれますよ。
ご近所の人々も最初はよそよそしいかもしれませんが、しばらく生活して何度か地域行事に顔を出していれば、自然に会話をしてくれるようになるでしょう。
私の知り合いにも、地方移住して借家生活をしている方がいます。
最初は苦労したところもあったようですが、今ではすっかり地元民から「ずっとここで暮らしてくれ」と懇願されるほどに大人気です(笑)
日本には本当にたくさんの空き家が存在しています。
住んでほしいけど、誰も来ないうちに老朽化で取り壊し。
思い出のつまった家を取り壊すのは、やっぱり寂しいし、悲しいです。
[chat face=”front_20200801_212207.png” name=”ことは” align=”left” border=”none” bg=”yellow” style=””]私も貸していた家が取り壊されたときは、寂しかったです。[/chat]
家の思いを組んで、次世代まで住んでくれる人が現れたら、きっとオーナーも嬉しいと思います。
田舎での暮らしかたには、たくさんの方法がありますが、この記事を読んで「借家」を前向きに捉えてくださったら本当に嬉しいです。
このブログでは、地方移住を考える方にお役に立つ情報を、田舎在住者の視点で随時発信しています。
興味がありましたらのぞいてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。