実家暮らしは自立できないの?自立する方法5ステップ|自分の行動を見直して自立を目指そう
実家暮らしの人は自立してない、なんて言われることがあります。
また、大人になって親元で暮らしている人が「こどおじ(子供部屋おじさん)」「こどおば(子供部屋おばさん)」などと呼ばれることもありますね。
しかし、「実家暮らし=自立していない」と考えるのは本当に正しいのでしょうか?
そこで本記事では、実家暮らしと自立について考察してみました。
- 自立とは?
- 実家暮らしの人が自立してないと言われる理由
- ひとり暮らしすれば自立なの?
- 実家暮らしのまま自立する方法
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自立していないと周囲に言われ悩んでいる人や、自立したいと思っている人に役立てば幸いです!
そもそも自立とは?
まずは「自立」という言葉について、改めて意味を確認しておきましょう。
ネット辞書では以下のように記載されています。
他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。
引用:goo辞書
これを見ると、単に独り立ちするだけでなく、周囲からの援助なしに生活できている人も自立していると言えそうです。
また、ひとくちに自立といっても自立には複数の種類があるとされています。
- 経済的な自立:金銭的な援助なしで生活している
- 社会的な自立:社会において自分の役割をこなしている
- 精神的な自立:精神面で周囲から支援を受けずとも生活できる
- 身体的な自立:介助や介護を受けずとも不自由なく生活できる身体がある
実家暮らしについては、主に経済的・社会的・精神的自立が関係していそうですね。
実家暮らしの人が自立してないと言われる理由
ここからは「実家暮らしの人は自立していない」と言われる原因について考えてみましょう。
よく挙げられるものには以下があります。
- 経済的に親に頼っている
- 社会経験が不足しがちな環境である
- 自己管理ができていない
- 自己肯定感・責任感が低く意思決定する際に親に依存する
- 個人の目標を持っていない
経済的に親に頼っている
日々の生活費を親頼りにしていると、経済的自立ができていないと思われてしまいます。
生活費には、毎日の食費や光熱費、住居費といった費用だけなく、自分の買い物や趣味に使う個人的な費用なども含まれます。
また、働いていなかったり、安定収入がなかったりして、生活費の工面が難しい状況の人も自立していないと判断されそうです。
社会経験が不足しがちな環境である
実家で家族だけと接しており、外との関わりをあまり持っていない人は社会的な経験が不足しているとみなされ、自立してないと思われるかもしれません。
例えば、職場と家の往復のみで職場の人や家族としか会話しない人や、地域との交流が少なく地域活動にもあまり参加していない人が当てはまります。
また、積極的に交友関係を広げて新しい活動に挑戦していない人も、社会的経験が不足していると判断されそうです。
自己管理ができていない
炊事や家事、健康管理といったことを自分自身で管理できていない人も自立していないと言われる傾向があります。
親が家事をやっていたり、親に食事を作ってもらったりしている人が当てはまりそうです。
また、風邪をひきやすいなどよく仕事を病欠してしまう人も自己管理能力が低いと思われ、自立できていないと思われるかもしれません。
自己肯定感・責任感が低く意思決定する際に親に依存する
意思決定力が足りていない人も精神的な自立ができていないと思われがちです。
もともと自己肯定感が低かったり、自己責任感が足りていなかったりすると、実家にいる家族の意見を仰いでから意見を決めるクセがついているかもしれません。
その結果、親がいない場ではなかなか自分の意見を伝えられないといったことが起こり、周囲から自立していないと思われてしまうかもしれません。
個人の目標を持っていない
個人で叶えたい目標がなく、自己実現欲求が低下していると、自立していないと思われる可能性があります。
家族の意見を優先し、なんでも家族の言いなりになっている状態では、自分の目標や夢も思うように持てません。
そうなると、精神的自立心の欠如から、周りからも自立していないと言われます。
実家暮らしで自立していないと言われる人には、上記のようにいくつかの特徴があると考えられます。
しかし、実家暮らしをしている人のなかにはこういった声を気にせずに過ごす人も大勢います。
そのため、上記の項目が当てはまり、自分自身が実家暮らし生活を内心後ろめたいと思っている人が特に「自立」を気にしているのかもしれません。
実家暮らしの人がひとり暮らしすれば自立できるの?
では、実家暮らしの人は、ひとり暮らしを始めれば「自立している」と呼べるのでしょうか?
実際、私もひとり暮らしを10年ほど経験しましたが、自分が自立しているとはあまり思っていませんでした。
なぜなら、以下の状況だったからです。
- 家族から金銭や食べ物の仕送りがあった
- たまに親に来てもらい家事を手伝ってもらっていた
- 自分の部屋がただ「寝るだけ」の場所になっていた
- 家と職場の往復でそれ以外の活動があまりできていなかった
ひとりで暮らしていても、私は家族からの援助を受けていました。
これでは完全に経済的自立ができているとは言えません。
また、仕事ばかりしていて自分の住まいについての管理が疎かになり、ゴミ部屋に近い状態になったこともありました。
体調面でも健康管理ができておらず、職場でぐったりとしている日も時折あったような気がします。
また、趣味や交友関係を広げるといった活動もほぼできず、職場の人以外とは会話しない日も多くありました。
こんな状態では、とても自立しているとは感じられません。
そのため、「ひとり暮らし=自立」は必ずしも正解とは言えないかもしれません。
私の場合は、実家暮らしに戻ってからのほうが、ひとり暮らしのときより家事もできていますし、仕事や地域の活動も精力的にできており、交友関係も広がったように感じます。
経済面ではまだまだ家族のお世話になっていますが、私自身が「自立」という言葉を気にしなくなりました。
なので、自立しているかどうかは、実家暮らし・ひとり暮らしでくくれるものではなく、自分自身の過ごし方やマインドによる部分が大きいのではないかな、と私は感じます。
実家暮らしでも自立する方法5ステップ
最後に、実家暮らしのまま自立する方法を5つのステップで紹介します。
私もまだまだ精進が必要な状況なので、自分でも頑張りたいところです。
1.家事を分担する
まずは、家事を積極的に分担しましょう。
今まで親に任せきりになっていた部分を、少しずつ自分の役目にしていきます。
小さなことならお風呂掃除やトイレ掃除、皿洗い、洗濯干しなど。
慣れてきたら、食事当番の頻度を増やしたり、家族の要望を聞きながら買い出しに行ったりします。
2.金銭面で家族に貢献する(収入を得る)
次に、経済的自立を目指して、家にお金を入れてみましょう。
生活費のすべてではなく、食費だけ・住居費だけといった感じでもかまわないので、生活費の一部を負担します。
いくら入れるかは、私のこれまでの経験を別記事にしていますので気になる方は参考にしてみてください。
私も頑張りたい!
3.同居家族にまず頼るクセを改める
3つめは、家族の意見や価値観に依存するクセをやめることです。
私もそうなのですが、ついつい同居家族の意見を聞いてから次の行動を決めるクセができていました。
なので、自分の意見をまずは心に浮かべる練習をしました。
自己肯定感が低めだと、自分の意見を思いついてもつい自分で「どうせ〜」と否定してしまいがちです。
自分にはこんな考えがある、といったん表に出してから家族の意見を客観的に聞いて参考にできるようになると、自分のこともきちんと認められそうです。
4.自分だけの目標や生きがいを見つける
自分だけの目標ややりたいことを見つけるのも大切です。
社会的自立や精神的自立のため、自分が社会にできることや役割を探して、挑戦してみるのがおすすめ。
私の場合は、フリーランスのライターとして開業し、このブログも始めました。
知識も経験もなく始めたことでしたが、楽しく継続できており、生活にもメリハリがつきました。
また、仕事を通して多くの企業様に貢献できている喜びもあります。
5.実家でこの先どうやって家族と生きるのかスケジュールを立てる
最後に、いつまで実家で暮らすのか、親がいなくなったときはどうするのか、といった長期的な話を家族としておきます。
あなたや学生やフリーターなら、長期的な視点で家族と話し合うのはまだ難しいと感じるかもしれません。
しかし、実際には違う未来になっても、家族に「家のことをここまで考えている」というアピールをしておくことは、将来の自分にとってもプラスになります。
家のことを大切に思っており、そのためにこんなことがしたい、といった意見も伝えやすくなるため、考えがあるなら家族に臆せず積極的に伝えてみましょう。
私も、将来のことを時折家族と話しています。
その結果、来る未来に備えて親も色々と家のことを教えてくれたり、相続のことなどを話したりする機会が増えました。
実家暮らし=自立できないはウソ!考えや環境を改善して自立を目指そう
この記事では、実家暮らしと自立について深堀りしました。
- 自立とは、周囲からの援助なしに生活すること
- 実家暮らしが自立していないと言われる要因は「経済的支援があること」「社会的経験不足」「自己管理力の低さ」「親の意見への依存」「個人目標の不保持」
- ひとり暮らしでも自立していない人はいる
- 実家暮らしのまま自立するには「家事を分担する」「金銭的支援をする」「意見を述べる」「目標を作る」「家族と将来を話し合う」が必要
実家暮らしだから自立できていない、といった意見を言われる機会もひょっとしたらあるかもしれません。
しかし、気にする必要はありません。
もし気にしているなら、あなた自身に何か後ろめたいことがあるのかもしれません。
気になる部分があるなら、ゆっくりと自分の状況を整理し、自立へ向けて自分にできることに挑戦していきましょう。
金銭面に不安があって、どうやって管理していけばいいのかわからないときには、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめです。
あなたの実家暮らしが今よりも素晴らしい生活になることを応援しています。
私も頑張るので、一緒に頑張りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!