実家暮らしの社会人は家にお金(生活費)を入れないの?両方の経験談を語ります
社会人で実家暮らしをしていると「家にお金を入れるか・入れないか」についてほかの家庭事情が気になりませんか。
実家暮らしなら家にお金を入れるのは「常識」といった意見もよく見かけます。
私は「家にお金を入れる・入れない」両方の経験があります。
ちなみに今はお金を1円も家に入れていません。
この記事にたどりついてくださった方の中には、ほかにもこんなお悩みを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「実家暮らしの社会人は家にお金を入れないとダメなの?」
「家にお金を入れている人の具体的な金額を知りたい」
「家にお金を入れられないときの状況はどんなとき?」
そこで、この記事ではこんなお話をします。
- 「実家暮らしの社会人は家にお金を入れる?or入れない?」を経験談から解説
- 家に生活費を入れない状況はどんなとき?
- 田舎出身でUターンした田舎在住者
- 在宅ワークで自宅開業に成功!
- 実家で家業の農業もしながら両親と同居中
田舎暮らしや自宅開業、両親との同居生活などについて日々発信中!
実家暮らしと家のお金事情で悩んでいる方に、私の経験が参考になれば嬉しいです。
家にお金を入れない場合のモチベーション維持方法もご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
実家暮らしの社会人は家にお金(生活費)を入れないの?
実家暮らしの大人の半数以上が家にお金を入れていると多くの調査で公表されています。
また、家にお金(生活費)を入れることは「当たり前」であり、入れないのは「非常識・甘え」だという意見も多く見られました。
私も実家へ戻るときには「家にお金を入れないとダメだろうな」と感じていて、実際に親からも「家計にいくらか入れてよね」と言われました。
でも、今は家にお金を入れていません。
親は理解してくれているものの、やはり「家計に負担をかけている」と後ろめたい気持ちになることもあります……。
私の経験も踏まえ、まとめると……
- 実家暮らしの社会人で家にお金を入れないという人は一定数いて、当事者も悩んでいる
- 家にお金を入れていない事実に対して悪い印象を抱く第三者も多くいる
これが現状だと思います。
実家暮らしで家に生活費などお金を入れるときの状況
では実際に実家暮らしの人が家にお金を入れる場合、「どんな状況で」「いくら」入れるのかを私の実体験をもとにお話ししていきます。
正規雇用で毎月収入がある
まずは、毎月固定収入がある場合です。
私の場合は、当時月給で手取り19~20万円をもらっていました。
もちろん決して高い数字ではありません。
それでも、毎月きちんと収入があることで「家にお金を入れても大丈夫だ」という心の余裕が生まれ、月に5万円を家に入れていました。
家にお金を入れても自由に使える分が残る
家にお金を入れても、自由に使えるお金が毎月ある程度残せる環境があると生活費を家族に渡しやすくなります。
私の場合手取り19万円で、奨学金や携帯料金、分割払いで購入した商品のローンなどの引き落としに毎月8万円が引かれ、手元に11万円残っていました。
貯金や自分の買い物をしても余裕があったため、家には5万円を入れていました。
家に入れるお金よりも多い金額が手元に残るという安心感も当時はありました。
家族からお金を入れてほしいと言われる
家族から「お金を入れて」と言われた場合はやはり断れません。
そもそも実家暮らしだと固定費がほとんどかからない状態になりませんか。
これまで単身住まいの際に必要だった家賃・光熱費・食費の大部分が「負担ゼロ」に変わるケースも多いと思います。
実家暮らしで家計の負担が減ると「自分の収入は全部自分の自由できる!」と思いがちです。
しかし同居家族の視点で見ると、養う人数が増え、かえって家計に負担をかけてしまっている状況です。
これでは家族も不満を抱えますので、お金を入れてほしいと言われるのは当然です。
ちなみに私は実家暮らし始める前に、「毎月いくら払ってほしいのか」「いつから払うのか」について家族に要望を聞きつつ、お金を入れると決めました。
実家暮らしでも家にお金(生活費)を入れない場合とは?
社会人で実家暮らしをしていて、家にお金を入れられない状況ももちろんあります。
代表的な環境は以下です。
- 現時点で安定収入がない
- 家にお金を入れると手元になにも残らない
- 家族がお金をもらうことを望んでいない
私は今この状況のすべてに該当しています。
現時点で安定収入がない
家にいくらお金を入れたいと思っても、肝心なお金がなかったら厳しいですよね。
私も正規雇用の仕事を失い、フリーランスに転向しましたが、毎月決まった額を継続してもらえているわけではありません。
家にお金を入れたい気持ちも申し訳ない気持ちもありますが、私も現状は物理的に難しい状態です。
そのため、収入減の場合はお金を入れるのが難しいでしょう。
家にお金を入れると手元になにも残らない
収入があっても、十分な資金が手元に残らず家に入れるとマイナスになる場合も、お金を実家に入れるのは難しいかもしれません。
手元の資金が目減りしていくと、いずれは底をついて家族にお金を借りて養ってもらいながら生きていくことになります。
そうなる未来が確実に見えている際は、お金を入れないケースも多いでしょう。
また毎月収入がある人でも、ほかの目的のために貯蓄する場合があります。(結婚や出産資金・開業資金など)
家にお金を入れると目的を達成できない状況なら「お金を入れない」選択を考えるのもアリでしょう。
家族がお金をもらうことを望んでいない
そして、同居家族がお金をもらうことを望んでいない状況も挙げられます。
私も家族から「収入が◯万円をこえるまでは払わなくていい」と言われました。
会社から最後の給与をもらった翌月以降、もう1円も払っていません。
自分の気持ちとしては、情けなさや罪悪感でつらくなることもあります。
しかし、少ない収入を少しでも自分の貯蓄に回したいため、現状は甘えることにしました。
「親が払わなくても良いと言っても、やはり大人なら毎月お金を入れるのが常識」
そう感じる方もいらっしゃるでしょう。
とはいえ、家庭の事情は人それぞれ。
お金を入れなくとも、家族同士の信頼関係構築や家計管理がうまくいっているケースも多くあります。
「実家暮らしの社会人なのにお金を入れないのは非常識だ」と決めつける前に、それぞれ事情があることも理解していただけると嬉しいです。
実家暮らしで家にお金を入れない人にも事情がある
「実家暮らしの社会人が家にお金を入れないのはどうなのか?」について、実体験をもとに解説してみました。
「実家にいて単身住まいのときより支出は減ったのに、家にお金を入れないのはおかしい」と周囲から冷たい視線で見られたり、ときには上記のようなマイナス意見を直接言われたりすることがあるかもしれません。
しかし、家族と話し合ってお互い納得した状態なら、無理して払う必要はないと私は感じています。
私も現状は家にお金を入れていませんが「仕方ない」と割り切っていますよ〜
1日も早く家にお金を入れられるよう前向きに仕事をしています。
あなたも、もし実家暮らしで家庭のお金事情に不安を抱えているなら、一度家族と話し合って、将来設計などを見直してはいかがでしょうか。
また貯蓄や資産運用については、一度ファイナンシャルプランナーなどの専門家と話してみるのもおすすめです。
無料で相談できる「ガーデン」というサービスもあるので、こういったものを利用するのもひとつの手です。
私も明確な目標を設定して、それを達成するまでは家族に養ってもらうことにしました。
「お金を入れない」というのはつらいときもあります。
しかし、他人に文句を言われても、最終的にその事実と向き合うのは自分。
「そんな時期もあったな〜」と笑って過ごせるように、ぜひ前向きに実家暮らし生活を送っていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。