都会と田舎の違いってなんだろう?両方で生活してみてわかったこと
住む場所を見直したいときって誰にでもありますよね。
たとえば……
今度は都会に住んでみたい
田舎でゆっくり暮らしたい
上記のように住みたい場所に思いを巡らせることはありませんか?
しかし、今住んでいる場所と住みたい場所について考えてみると、こんな疑問が浮かんでくるかもしれません。
- 都会と田舎ってなにが違うの?
- 境目ってどこにある?
- 自分が住んでいるところは都会だと思ってたけど「もしかして田舎?」 など
そこで、本記事では「都会と田舎の違い」について考えてみました!
- 都会&田舎で暮らした経験のある田舎出身者が、都会と田舎の違いについて考察!
私はこれまで日本の都市部・地方都市・超がつくほどの田舎、とあらゆる地域で暮らしてきました。
そこで、これまでの経験や考えから本記事を作成しています!
都会と田舎の違いについて考えてみると、引っ越しや移住などを検討する際に自分のだけの基準が見つかり、役立つかもしれません。
- 田舎出身でUターンした田舎在住者
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都会と田舎の違いってなんだろう?
そもそも都会と田舎って明確な定義があるのでしょうか?
辞書にはこのように記載されていました。
『都会』人が多数住み、行政府があったり、商工業や文化が発達していたりする土地。都市。
『田舎』 都会から離れた地方。 田畑が多く、のどかな所。人家が少なく、静かでへんぴな所。
数値ではっきりと示されているわけでもなく、なんだかすこし曖昧です。
都会の行政府は中央政府のことだと思いますが、地方でも自治体ごとに行政機関はあります。
また、人口が少ないところでも商工業や文化が発展している地域もあるでしょう。
ほかにも、都会からどのくらい離れたら地方になるんだろう……など考えれば考えるほど、都会と田舎の違いはよくわからなくなってきます。
そこで都会にあって田舎にないものと田舎にあって都会にないもののイメージを考えてみました。
- 国内全体に大きく影響を与える機関や組織の拠点
- 高層ビル
- 最新トレンドを感じられる施設や店舗
- 発達した交通環境、利便性
- 華やかさ、賑やかさ
- 広大な自然環境や資源
- 独自の生産物や産業、職業
- 伝統的文化や方言
- 人間関係の濃密さ
- 落ち着き、静けさ
上記は一例ですが、それぞれがバランスよく混ざり合っていたら地方都市。
どちらかに偏っているなら都会もしくは田舎と言えるでしょうか?
これらのイメージと都会と田舎両方で生活してきた私自身の経験を踏まえて、都会と田舎の違いを考えてみました。
田舎についてはちょっとネガティブな感じになってしまいましたね(汗)
同じ日常を切り取ってみたときに、違う部分を考えたらこんな答えになりました。
都会と田舎の境目はどこ?
都会と田舎を比較していたら「どうなったら都会の領域で、どこからが田舎なの?」と気になってきたので、次に境目について3つの視点から考えてみました。
- 人口
- 交通機関
- 賃貸物件の家賃
「人口の差」から都会と田舎には境界があると判断できるかも
まずは、人口の視点から。
こちらの資料を参考にすると、都市の人口が10万人未満&200人未満/k㎡で過疎地と判断できそうです。
すべての市町村だとさすがに数が多いため、「市」に絞ってみましたが、総数は792あり、この中で人口200人未満/k㎡の都市は245箇所でした。(2020年4月時点/uub.jpより)
245箇所の中には、観光地として有名な栃木県那須塩原市や北海道富良野市なども入っています。
観光地としては充実していて魅力的だけど、住むとなったら人も少ないし不便なのかな?と考えてみると、境目を判断する目安になるかもしれませんね。
「交通機関の運行本数」から推測してみる
次に、交通機関です。
電車や地下鉄・バスなどが代表的ですが、どの程度だと多いレベルになるのでしょうか?
東京のJR山手線はおよそ5分間隔で運行されています。
一方で、1日数回しか電車が運行しない地域があります。
何本からが田舎で、1時間に何本以上あれば、都会になるのかわかりません。
そこで、少し視点を変えて、人間が待てる時間と比べて考えてみました。
待ち時間で人がイライラしない許容範囲は10〜15分程度とさまざまなメディアで言われています。
もちろんこれがすべての交通機関に当てはまるとも限りません。
それでも、待ち時間で考えてみると1時間に4本以上運行されていれば、都会認定という気もしてきますね。
え、無理やり?(笑)
「賃貸物件の家賃差」にもヒントがあるかも
そして最後に賃貸物件の家賃について。
間取り2LDKでの家賃相場を調べてみました。
※私が複数の住宅会社に載っている物件価格を調べただけです。情報の精度は悪しからず。
- 東京都:平均30〜40万円
- 新潟県:平均5〜10万円
私が住んでいる新潟県と比較してみましたが、かなりの差があるとわかります。
もちろん、安いからといって訳あり物件というわけではなく、普通に新築物件でもこの価格はよく見られました。
どこからが安いボーダーになるかは、家計状況にもよっても大きく変わるものの、2LDKで家賃10万円未満なら田舎と考えるのもアリかもしれません。
ちなみに、以前仕事で地方都市に住んでいたときは、新築+駐車場1台分込み+倉庫付+各部屋セコムあり+最寄り駅まで徒歩圏内の1LDKで5万円台でした。
割と破格ですよね!
これってもしかして田舎?10個のチェックリストでテスト!
都会と田舎の違いは、なんとなく見えてきましたでしょうか?
最後に「自分の地域は田舎なのかな」を考えられるチェックリストを作ってみました。
これって田舎?という状況を載せていますので、よかったら考えてみてください。
- 娯楽施設は隣の都市まで行かないとない
- 電車やバスは1時間に何本もあるけど、無人駅も多い
- 店の駐車場がとにかく広い
- 全国的に流行っているテレビ番組が放送されない、もしくは深夜放送
- 地方を紹介するメディアなどでも特集されることがあまりない
- 商品発売日が東京と違う
- 全国チェーン店が出店するととんでもなく行列になる
- 外からカエルや虫の声が聞こえても全く気にならない
- 同じ名字の人がたくさんいる
- カーナビのマップがざっくりすぎて不安になる
「これは田舎だ!」と感じる、もしくは共感率が高ければ田舎と言ってもいいのかもしれませんね。
ちなみに新潟は週刊少年ジャンプが日曜日に読めます。
最後に:都会と田舎両方で生活してみると自分の基準が見つかる
この記事では、都会と田舎の違いについて田舎在住者の視点でざっくりと考えてみました。
- 日常同じ場面で考えたときに明らかに違うと感じられた部分で判断する
- 都会と田舎の境目は?
- 人口10万人未満かつ200人未満/k㎡
- 交通機関のダイヤ運行が1時間に4本未満
- LDK賃貸物件の家賃が新築でも10万円未満
- これって田舎?の視点で共感できるなら田舎度高めかも!
お住まいの地域や住んでみたい地域で比較してみると、面白いかもしれません。
私は学生時代に都会、社会人時代に地方都市、現在は超がつくほどのド田舎と、日本のあちこちで暮らしてきました。
実際に生活した結果、なんとなく自分の中で住みたい地域の基準となるものが見つかったような気がしています。
引っ越しや移住を検討するときに「都会と田舎」の視点で考えてみたら、大切にしたいことや住むことに対する自分の軸も発見できるかもしれませんね!
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